片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
定期的に片側に頭痛が起こる
→両側に起きることもあるが、定期的に頭痛が起こる方
ズキンズキンと脈打つような頭痛が起こる
歩行や階段の上り下りなど日常生活で頭痛が起こるまたは、頭痛が起こりそうなため、そのような動作を避ける
頭痛が起きると、光や音に過剰に反応してしまう
→目の前にギザギザした歯車のような光が見えたり、火花が散るような光が見えたりする
頭痛によって吐き気や最悪の場合吐いてしまうことがある
片頭痛で知っておくべきこと
片頭痛について知っておくべきことの一つとして、頭痛の原因に脳梗塞やアルツハイマー病の可能性があるという点が挙げられます。脳梗塞では、体の片側に力が入りにくくなったり、視覚障害が起こることがあります。そのため、頭痛が頻繁に起こる場合は、まず病院を受診することが必要です。
また、薬物乱用頭痛という症状にも注意が必要です。頭痛薬を3か月以上続けて月に10日以上服用している方や、1か月に15日以上頭痛が起きる方、頭痛薬を服用しても頭痛が悪化したり症状に変化が見られない方は、この状態に該当する可能性があります。
症状の現れ方は?
片頭痛の症状の現れ方として、まず前兆として以下のようなものが挙げられます。視界にキラキラした光やギザギザした模様が見えたり、視野の一部が見えなくなり、その周囲が光って見えることがあります。また、体のバランスが取りづらくなったり、腕や足に力が入りにくくなる場合もあります。
その後、片頭痛の症状が現れると、頭の片側や両側に脈打つようなズキズキした痛みが生じることがあります。さらに、身体を傾けた際に頭の痛みが増すこともあります。痛みが激しくなると、吐き気や嘔吐といった症状を伴う場合もあります。
片頭痛の前兆は1時間程度続くとされ、痛みの持続時間は人それぞれ異なりますが、4時間から長い場合で72時間ほど続くことがあります。
その他の原因は?
脳の血管が急激に拡張することで起きるのが片頭痛です。血管が拡張すると、その周囲にある三叉神経が刺激され、この刺激により発生する炎症物質がさらに血管を拡張させることで片頭痛が引き起こされると考えられています。
心身のストレスや、ストレスから解放された際のリラックス状態でも血管が急激に拡張することがあり、例えば、仕事のない週末などに片頭痛が起こる場合もあります。そのほか、寝過ぎや寝不足、女性ホルモンの変動、空腹、脱水、疲労、強い光や音の刺激なども片頭痛の誘因とされています。
また、カフェインの過剰摂取やアルコール、チーズやワインなど特定の食品が原因となるものもあります。
片頭痛を放置するとどうなる?
片頭痛を長年放置し、適切な治療を受けずにいると、加齢に伴い片頭痛自体が軽減する場合もありますが、難治性の浮動性めまい、頭痛、頭重感、耳鳴りなどを発症する可能性があります。また、片頭痛は脳梗塞やアルツハイマー病などの認知症リスクになるというデータも報告されています。
さらに、適切な対応を行わなかった場合、3割以上の方が慢性化し、頭痛が悪化すると言われています。痛みを放置することで脳が痛みを感じやすくなり、その結果、頭痛の頻度が高くなると考えられています。
しかし、30代に多い片頭痛ですが、男女共に50歳前後から加齢とともに軽減するケースも見られます。
当院の施術方法について
片頭痛に対する施術として、当院では全身矯正やドライヘッド矯正、全調整鍼などを行っています。
【全身矯正】
全身矯正では、筋肉を弛めたとしても骨格に歪みがあると再び筋肉が硬直してしまうため、骨格から整えることで、根本的な施術を目指しています。
【ドライヘッド矯正】
ドライヘッド矯正では、首や肩、頭の筋肉の緊張を軽減していきます。筋肉の緊張が軽減されることで、脳への血液の流れがスムーズになり、施術後に「頭がスッキリする」といったお声をいただくこともあります。
【全調整鍼】
全調整鍼は、東洋医学的な観点から自律神経を整える効果が期待されます。自律神経が整うことで、ストレスの緩和や深い睡眠が取れるようになり、睡眠不足の軽減が期待されます。
改善していく上でのポイント
施術を行う上でのポイントとして、まず1つ目に挙げられるのが、継続して施術を受けることが必要であるという点です。一度の施術で症状の軽減が見られることもありますが、施術を受けていない間に元の状態に戻ろうとするため、個人差はあるものの、複数回の施術が必要となる場合があります。
2つ目に挙げられるのは、頭痛薬の飲みすぎによる頭痛の可能性です。薬物乱用頭痛と呼ばれるものがあり、頭痛薬を3か月以上にわたり月10日以上服用している方や、頭痛薬を服用することで症状が悪化する方は、その可能性があります。このような場合は、ぜひご来院いただき、ご相談ください。