変形性膝関節症
変形性膝関節症には、主に以下の6つの症状があります。
膝の曲げ伸ばしがしにくい
歩き始めに膝に痛みが出る
正座ができない
ヒアルロン酸注射を打ち続けているが効果がない
もう良くならないと諦めかけている
膝が痛くて夜も寝れない
以上の6項目が主な変形性膝関節症の症状です。
変形した膝関節を元に戻すのは難しいので早めの対策が肝心です。
原因を把握したうえで、予防と施術について考えてみましょう。
変形性膝関節症に対する当院の考え
当院では変形性膝関節症の痛みの原因となる筋肉の施術を行っております。
多くの変形性膝関節症患者様が経験する膝内側の痛みは、膝の内側に位置する内側広筋に存在する筋肉のしこり、トリガーポイントが影響している場合が多く、このトリガーポイントの施術が必要とされます。具体的には、トリガーポイントを特定して筋肉内の血流を促進する手技施術や、深層の筋肉を緩める鍼施術を行い、筋肉の緊張を和らげます。
筋肉の緊張が和らぐことで痛みが軽減が期待できます。そのため、施術と同時に筋肉トレーニングやストレッチも推奨しております。当院では、痛みや運動制限の軽減だけでなく、症状の再発を予防する施術を心がけております。
変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか
変形性膝関節症を放置すると、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。
まず、歩行が困難になることが考えられます。さらに、正座やしゃがみ込みといった動作が難しくなり、日常の活動や仕事にも支障が出てきます。
この症状は、病状が進行するにつれて悪化のサイクルに入ることが懸念されます。膝が痛い→動かなくなる→筋力が低下&体重が増加→変形性膝関節症の悪化→膝が痛い→といった状態になり悪化していきます。
傷んだ膝の軟骨は自力での施術は困難です。できるだけ早期に施術を開始することをおすすめいたします。
変形性膝関節症の軽減方法
変形性膝関節症の軽減方法には大きく分けると、薬物療法、手術療法、運動療法の3種類が挙げられます。
この中で整骨院は運動療法が施術可能な軽減方法となります。運動療法は、運動によって疾患や機能障害の改善と回復を図る方法です。
運動療法によって期待できる効果は以下の通りです。
1.痛みによって緊張した筋肉を柔らかい状態にほぐす。
2.痛みや緊張によって拘縮し狭くなった関節の可動域を拡大させる。
3.筋肉の拘縮によって滞った血行を改善、促進させる。
4.痛みをキッカケに低下した筋力を動かすことで鍛え向上させる。
5.低下した運動機能を回復させる。
など、これらの効果によって患者様の生活の質の向上や膝関節の負担軽減につながることが期待されます。
変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?
変形性膝関節症の軽減が期待できる当院の施術メニューとしては、全身骨格矯正、下半身骨格矯正、筋膜ストレッチが特に効果を期待できます。
これらの施術メニューは下半身を中心とした運動療法が多く組み込まれております。膝関節は複数の筋肉から成り立っており、一つの筋肉のみの施術では十分な軽減が見込めないため、複合的な施術内容が非常に有効です。
しかしながら、膝関節はデリケートであり、痛みが顕著に表れる場所です。短期間に過剰な施術を続けると症状が悪化するリスクが考えられます。そのため、各患者様の状態に応じて適切な施術の強度や回数を慎重に調整し、安全性を確保しながら施術を進めさせていただきます。
その施術を受けるとどう楽になるのか
これらの施術を受けるとどう楽になるのかについてご説明いたします。
1.膝関節を動かすことで、まず周囲の筋肉がほぐれ、関節内の滑液が充填されることで滑りが良くなります。
2.痛みが引き起こす筋肉の緊張が和らぎ、筋肉が柔らかい状態になります。
3.痛みや筋肉の緊張によって制限されていた関節の動きが軽減され、より広い可動域が得られます。
4.筋肉の緊張が緩むことで血行がスムーズになり、血流が促進されます。
5.痛みによって衰えていた筋力が刺激され、筋力の回復や向上が期待できます。
6.減少していた運動機能が取り戻され、日常の動作がより楽に行えるようになります。
これらの効果により膝関節の負担が軽減され、患者様の生活の質が向上することが期待されます。
変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?
症状には個人差がありますが、これまでの症例を基に週に2回の通院と施術を受けることをお勧めします。
膝関節は人体で最も頻繁に使用される部分の一つであり、日常生活での負荷がかかりやすいデリケートな部位と言えます。そのため、施術の頻度が少ないと回復のペースを上回る負荷の蓄積が進む可能性があるため、こまめに通院されることを強くお勧めします。
症状にお悩みの方は、ぜひ一度当院にご相談ください。