筋膜ストレッチ｜四条烏丸中央整骨院

皆さん「筋膜」という言葉をご存じでしょうか？実はこの「筋膜」こそがストレッチを行う際にとても重要になってくるのです。筋膜とは全身に連なる結合組織のことで、筋肉を包むコラーゲンを主体とした薄い膜で、筋肉の繊維や内臓など身体の中のあらゆる器官を包んでいます。筋肉や内臓がバラバラにならず同じ位置にあるのは、筋膜同士が連結して支えあっているからなのです！筋膜を英語で「fascia」といい、日本語訳すると、「膜」や「筋膜」の両方の意味を持っています。
筋膜の構造としては、釣り竿のようなイメージで筋肉が収縮・伸長（縮んだり・伸びたり）する際に、筋肉の中を出たり入ったりするような動きがあります。筋膜は走行に統一性がないので、色んな方向に縮んだり、伸びたりすることもできるのです！

「筋膜」について何となくの構造や働きはおわかりいただけましたでしょうか？身体にとってとても重要な働きをしていますね！
次はストレッチの重要性についてです。「ストレッチが大事なのはわかるけど、具体的にどう大事なの？」という声も少なくないのでご説明させていただきます！
そもそもストレッチという言葉は1960年代にアメリカのスポーツ科学者の間で使われるようになり、1970年代後半に日本にもストレッチという言葉が広がってきたそうです
ストレッチという英語を直訳すると「引っ張る・伸ばす」であり、筋肉を良い状態にするために引っ張って伸ばすことを意味しています。（筋膜の構造ととてもよく似ていますね！）
ストレッチをすることによって、筋肉だけではなく筋肉を包んでいる筋膜を伸ばすことも出来るというわけです！

それではその筋膜が正常ではない場合どんなことが起きるのでしょうか？
先ほど筋膜の説明をした際に、筋膜というのは筋肉や内臓を包み、筋膜同士が連結していると説明しました。要は全身の筋膜はつながっているため、ケガをした場所とはまったく違うところで、痛みが起こることがあります。それだけでなく、筋膜の炎症、ゆがみ、癒着、破損、硬直はハリやコリ、可動域の減少などの障害も引きおこしてしまうのです。筋膜の障害は筋肉だけではなく、神経や血管にも影響を及ぼし、神経障害や自律神経失調症、疲れやすい、身体の回復力の低下、免疫力の低下やうつ症状の原因にもつながってしまうのです。
筋膜が障害を起こす原因としては大きく3つに分かれます。
１：使いすぎ→自然治癒力の許容を超えて筋肉や関節を使いすぎると、筋膜が炎症を起こします。使いすぎは運動のし過ぎだけでなく、同じ姿勢を長時間続けることでも起こります。
２：運動不足→運動不足で身体が硬くなることを経験した人も多いと思います。これは筋膜の動きが少なくなると、血液の流れも少なくなり、筋膜の柔軟性が低下します。
３：加齢→肩コリや腰痛のリスクは、加齢により増加します。その原因は筋力の衰えやストレスもありますが、最大の原因はコラーゲン線維の硬化にあります。これは関節や血管の柔軟性にも影響します。

筋膜が正常に働かないだけでこんなにも多くの症状が起きてしまう可能性があるなんて、ビックリですね！それではストレッチを始めて筋膜を動かそうと思っても、「ストレッチをしただけで筋膜って動くものなの？」と思う方もいるのではないでしょうか？
ご自身でストレッチを始めるのもとても重要ですが、ストレッチのやり方が分からない方や、ちゃんと伸びて筋膜が動いているのか確認したい方は、是非とも1度当院で行っている筋膜ストレッチを試してみてください！
当院ではストレッチを行う前と後で検査をし、お身体の柔軟性がどれくらい変わるのかを見るので変化を感じやすいです！さらに我々が患者様のお身体の状態に合わせて伸ばしていきますので、自分1人で負荷をかけて行うストレッチよりも強度で効果抜群です！

1回のストレッチでも効果を実感していただけますが、何回も繰り返し行うとお身体が柔らかくなったり、ケガの防止、スポーツパフォーマンスの向上、腰の痛みやコリの軽減、自律神経を整えたりと様々な症状の改善を図ることもできます！自分1人ではなかなか続かない・・・という人は、ぜひ当院で受けてみてはいかがでしょうか？かなりオススメです！
当院では筋膜ストレッチのほかにお身体の歪みを整える骨格矯正の施術や鍼施術もありますが、骨がバキバキ鳴ったりお身体に鍼を打つのがどうも怖くて出来ない方や、子どもやシニアの方で矯正施術に抵抗がある方ですと筋膜ストレッチを選ばれる方が非常に多いです！その方お1人おひとりのお身体のお悩みに合った施術法やご要望に沿った施術をご提案させていただきますので、是非1度ご来院してみてください！

最後に筋膜ストレッチのおすすめ施術頻度と期間についてです。
患者様のお身体の状態にもよりますが、週2～3回のペースで3ヶ月を目安に継続していただきたいと思います。
なぜ3ヶ月かというと、人間の細胞の生まれ変わりが3ヶ月周期と言われいるからです。ですから3ヶ月続けることで、細胞が正しい形を覚え、状態が安定します。
しかし個人差があり、デスクワークや長時間同じ姿勢でいることが多い方などは、お身体に癖として残ってしまうので、6ヶ月ぐらい続けることをお勧めします。