腰痛Q&A
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腰痛関連でよくある質問と回答①
Q.ぎっくり腰が何度も再発するのですがどのように対策したら良いですか?
A.ぎっくり腰は簡単に言うと腰の捻挫のことであり、特に多いのは筋肉に炎症が起きている状態です。
腰の骨の周囲の筋肉を痛めて緊張状態になり収縮し、神経が圧迫されて激しい痛みが出ている状態です。
再発を予防するためにはインナーマッスルを鍛える必要があります。
インナーマッスルが弱体化すると脊柱起立筋という背中を支える支柱のような筋肉を多用することになります。
多様しすぎることで限界を迎えてしまい、その結果ぎっくり腰が再発してしまう事例がとても多いです。
ただし、ぎっくり腰になって1週間は急性期のため安静にして患部を冷やしましょう。
その後に動けるようになってから施術とインナーマッスルのトレーニングが必要です。 -
腰痛関連でよくある質問と回答②
Q.コルセットは必要でしょうか?
A.コルセットの使用も選択肢の一つなのですが、痛みが強く装着しないと動作が困難な時にのみ使用をオススメいたします。
常日頃からコルセットを多様しすぎていると、頼り切ってしまい腰を支える筋力そのものが低下してしまいます。
そうなるとコルセット無しでは生活が困難な状態に陥ってしまい、その状態から腰の筋力を鍛えるのは非常に困難になります。
普段はコルセットを外し自力で腰を支え筋力を鍛えておき、必要な時に「ケガを予防する」という意識で使用していただくことをオススメいたします。 -
腰痛関連でよくある質問と回答③
Q.「腰椎すべり症」と診断を受け腰痛に悩まされております。軽減できるものでしょうか?
A.重度の「腰椎すべり症」でしたら手術が必要なことが多いですが、そうでなければ手技療法や鍼灸治療での軽減が期待できます。
「腰痛すべり症」は「腰椎分離症」という症状を治療せずに放置することで発症しやすい症状です。
主に成長期に腰を捻る動作が多いスポーツで疲労骨折が起こり、この骨折が治らないまま成長し「腰椎分離症」に至るケースが多いです。
ここで重要なのが「腰痛すべり症」だとしても腰痛の要因であって原因ではない可能性があることです。
背骨の左右には「多裂筋」と呼ばれる背骨を支える筋肉があり、この筋肉を多用することで腰を支えている可能性が高いです。
この多用している筋肉が痛みを訴えているなら、痛みの原因は骨ではなく筋肉です。ですのでこの筋肉に対する治療内容をオススメいたします。 -
腰痛関連でよくある質問と回答④
Q.腰痛時にお風呂は入っても大丈夫ですか?
A.古来より温泉など湯治という文化が根付いていますので、入浴は血行改善や筋緊張緩和などの効果から入っていただいても大丈夫です。
ただし筋肉に炎症が起きていたり、自律神経に症状が出ている時は湯船で温めない方が良いです。
症状が悪化する危険性がありますのでこのような状態でしたら患部を冷やすことをオススメいたします。
汗や皮脂の汚れをシャワーで洗い流す程度なら大丈夫です。
症状が出て1週間以内を急性期と呼び患部に熱感が出ていることが多いです。
基本的に安静にしつつ患部を冷やし、熱感が治ってきましたら本格的な施術を開始していきます。 -
腰痛関連でよくある質問と回答⑤
Q.腰が楽な寝方はありますか?
A.人体の構造上本来なら天井を見上げる仰向きが負担の少ない寝方なのですが、腰痛の場合ですと仰向きは辛いとおっしゃる方が多いです。
仰向けで両脚を伸ばして寝ていると、骨盤が引っ張られ腰痛が出ることがあります。
両膝を曲げてクッションなどを入れた状態で仰向けで寝てみてください。
この寝方がお身体に合わない場合でしたら、腰痛の左右差を比較し痛みの大きい方を天井に向け横向きに寝てみましょう。
その際に少し背中を丸めると腰への負担はさらに軽減します。
ただし横向きで長時間寝ていますと床側の肩が自重で圧迫されますので肩を痛めないようお気をつけください。