胸郭出口症候群
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慢性的な肩こりがあり、整形外科や整骨院、整体に通っていたり、治療した後はしばらく楽だけど、また辛くなってしまったことはありませんか?
以下の事に当てはまる方は胸郭出口症候群かもしれません。
いつも肩や腕にだるさを感じる事がある。
最近握力が無くなってきた気がする
腕や手に冷たさを感じる事がある。
デスクワークで肩が重くなる事がある。
買い物や仕事で重い荷物を持つと腕や肩が辛くなる事がある。
つり革やドライヤーなど顔より上に手を上げ続けていると肩や腕が辛くなる事がある。
肩・腕・手・背中などがしびれる事がある。 -
胸郭出口症候群に対する当院の考え
胸郭出口症候群とは、神経が圧迫あるいは引っ張られて過敏に反応してしまう状態になり、首や肩・腕に痛みまたは痺れ、重だるさなどを引き起こす疾患です。
スーパーなどの重い買い物袋を腕に持ったり洗濯物を干す作業をする主婦の方や最近では、パソコン作業やデスクワークなどを長時間している方、ストレートネック・猫背・なで肩などの姿勢不良の方もなりやすい傾向があります。
悪化すると安静にしている時や、単に手を下げているだけでも痛み・痺れを訴えることがあります。
時間が経ってしまってから治療を開始すると、治すのに時間がかかってしまう為早いうちから治療する事が望ましいです。 -
胸郭出口症候群を放っておくとどうなるのか
胸郭出口症候群とは上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する神経と鎖骨下動脈は、前斜角筋と中斜角筋の間、鎖骨と第1肋骨の間の肋鎖間隙、小胸筋の肩甲骨烏口突起停止部の後方を走行しますが、それぞれの部位で圧迫されたりすると起こります。
そのまま放置してしまうと物が掴めないほどの握力低下、日常生活や仕事に支障をきたすほどのシビレが出ることがあると言われています。胸郭出口症候群が長期化すると、約25%の方に自律神経症状(頭痛・立ちくらみ・不眠・胃腸障害・全身倦怠感などの不定愁訴)を伴うことがあります。放っておくと治りづらく、時間を経てから治療を開始すると、治すのに時間を要します。 -
胸郭出口症候群の改善方法
胸郭出口症候群は主に次の3つに分けられます。①斜角筋症候群 ②肋鎖症候群 ③小胸筋症候群
これらは長時間のデスクワークやストレートネック・猫背・いかり肩・なで肩などの姿勢不良の方になりやすく首や肩・腕に痛み、痺れ、重ダルさなどを引き起こします。主な治療は、血流改善薬の飲み薬や、しびれなどの神経障害を緩和する為のビタミン剤などが使われます。また、神経が圧迫されている部位への神経ブロック注射や、患部に超音波を当てて過度に緊張した筋肉を緩める運動をしたりするリハビリ、肩を引き上げる装具の着用などを行う事もあります。これらの治療をしても効果があまりない場合は圧迫をしている鎖骨を切除する手術が行われることもあります。 -
胸郭出口症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?
胸郭出口症候群は首から出ている神経が①斜角筋の中の前斜角筋と中斜角筋の間 ②鎖骨と第一肋骨の間 ③小胸筋という胸にある筋肉の下 の3箇所の狭い所を通ります。鎖骨や肋骨などの骨格の位置がズレていたり、斜角筋や小胸筋などの筋肉が固くなってしまう事で神経を圧迫してしまう恐れがあります。
当院では骨格の位置を整える為の骨格矯正治療や筋肉の固さを取る為の鍼治療や電気治療を行っております。その他にも斜角筋にアプローチをするドライヘッド(CPC矯正、頭蓋骨矯正)、肩甲骨はがし、猫背矯正(猫背の原因となる筋肉の矯正治療)などもあります。
その施術を受けるとどう楽になるのか
骨盤矯正、猫背矯正では、胸郭出口症候群で胸郭を構成している背骨・肋骨・鎖骨をしっかり矯正していくことでかなり早期にしびれ・痛みの緩和が期待できます。
ドライヘッド(CPC矯正、頭蓋骨矯正)、鍼治療、電気治療では、胸郭出口症候群の原因となる斜角筋・胸鎖乳突筋・大、小胸筋・鎖骨下筋などの胸郭出口を構成する筋肉の筋緊張を取り除くことにより、胸郭出口を通過している神経への機械的刺激をなくします。
肩甲骨はがしでは、鎖骨の下がりの改善をし腕や肩甲帯を引き上げる役目がある僧帽筋や肩甲挙筋を動かしてほぐすことができるといわれているので、こりをほぐして血行の改善に役立てることができるでしょう。
改善するために必要な施術頻度は?
当院の治療は受けて頂ければ効果はしっかりとでます。ですが人の体は変化を嫌います。治療を受けて良くなった体も変化を嫌い悪い姿勢の方へと戻ってしまいます。なので矯正などの治療をしても早い方で1日後遅くても1週間後には元に戻ってしまいます。なので初めは週に3回受けて頂き姿勢が安定してきたら週に1回は受ける様にして頂くのが一番理想の通院プランです。