不眠症Q&A
不眠症関連でよくある質問と回答①
Q 不眠症とはどういうものなのでしょうか？また、原因には何がありますか？
A 不眠とは、精神的なストレスや身体的な苦痛などによって十分に眠れない状態をいいます。生活リズムの乱れや心配事で寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりする状態は一時的な不眠です。不眠と一言でいっても、その症状は人それぞれです。
また、ストレスや心配事、生活習慣の乱れや身体の病気などが不眠症の原因になることが多いです。夜更かしによる体内時計のリズムの乱れ、ストレスや心配事、環境の変化などの心理的な影響、生活習慣病やうつ病といった病気の影響、不眠の原因はさまざまです。
また、寝る前の飲酒も不眠の原因になることがあります。アルコールによって夜中に何度も目が覚めたり眠りが浅くなったりします。眠れない時に、スマートフォンを見たり、ゲームをしたりすることも不眠の原因になりえることが指摘されています。
不眠症関連でよくある質問と回答②
Q 不眠症の予防として、自分で出来ることはありますか？
A 不眠症を防ぐには寝る前の準備が大切になってきます。寝る前の寝室の明かりを暗くして、室度or湿度の温度を調節して、心地の良い部屋にすることが大切です。入浴の際にも気をつけて、ぬるま湯の温度で入浴していただくことが大切です。
光、温度や湿度などの寝室の環境は、睡眠の質と関係しています。明るい光は脳と身体を覚醒させます。スマートフォンやテレビのディスプレイからの光は刺激が強いので、就寝前には見ないようにしましょう。寝室の照明は暗くして室温は26℃程度、湿度は50～60％に保つことを心がけましょう。
入浴の際は40℃くらいのぬるめのお風呂に30分くらい時間をかけてゆっくりつかると、体の表面の血行が良くなり、深部体温が放散されやすくなります。これによって、徐々に深部体温が下がり、眠りにむけて準備が整っていきます。リラックス効果のある香りの入浴剤などを使うとよいでしょう。
ぜひ一度お試しください！
不眠症関連でよくある質問と回答③
Q 眠りが浅くて夜中に何度も起きてしまいます。そのため体が常に重だるく最近は頭痛も出ています。
寝酒を飲んだり、お医者様に処方していただいた睡眠導入剤を使用しております。どうしたら深く眠れるようになるでしょうか？
A 寝酒は軽い睡眠導入効果がありますが徐々に耐性がついてしまい深酒になることが多く、内臓への負担が大きくなりやすいです。しかもすぐに目が覚めてしまうため効果的とは言えず、あまりオススメできません。
睡眠導入剤も常飲されると耐性がつきます、お医者様の注意事項は必ず遵守するようお気をつけ下さい。なおアルコールと睡眠導入剤の同時併用は大変危険ですので絶対に避けてください。
自立神経の乱れが不眠症の大きな要因であり、ストレス及び血行不良の改善が必要です。
首周りと頭皮の血流を整えるために入浴とマッサージを行い、リラックス効果のある音楽やアロマなどをオススメいたします。
不眠症関連でよくある質問と回答④
Q しっかり眠ることができないのですが、何かおススメのアイテムはありますか？
A 高ぶった神経を落ち着かせ、自律神経のバランスを整える働きのあるアロマオイルでゆっくりとリラックスしてみましょう。
香りはラベンダーがおすすめです。ラベンダーは自律神経のバランスをとる働きがあり、不眠によく用いられる香りです。鎮静作用にも優れ、体の緊張・興奮状態をゆるめ、リラックスさせます。
高濃度で嗅ぐと逆に眠れなくなるので、寝る30分から1時間くらい前にお部屋にふわっと香らせてみましょう。
不眠症関連でよくある質問と回答⑤
Q 不眠症は心身にどのような影響を与えるのでしょうか？
A 不眠症は心身に大きな影響を与えますが、特に高齢の方はその影響が出やすいと言われています。
例えば、血圧上昇や血糖濃度のコントロール不能、免疫力低下、ホルモンバランスの乱れ、精神面での不調などです。不眠によって、うつ病・高血圧になる可能性は2倍、糖尿病になる可能性は2〜3倍ほどになると言われていますので、不眠に気づいたら早めに対処することが大切です。
ご自身で行っていただける対策として、
①眠い時に寝床に着く
②日中の活動量を増やす
③寝る前のスマホやテレビを控える
④入浴やアロマで体をリラックスさせる
などが効果的ですので、ぜひ一度お試しください。
また、当院でも不眠症の方に対しての施術メニューをご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
