悩みタイトル

重量物を持ち運ぶ作業や、長時間の立ち仕事を行う職業についている
→重量物を持ち運ぶ作業や、長時間の立ち仕事を行う職業についている方が変形性股関節症になりやすい傾向にあります。
また痛みが出て、ストレスとなり睡眠不足になり仕事に影響を及ぼす事になります。
そのため、早めの対策が必要になります。

肥満である
→肥満も変形性股関節症の危険因子のひとつです。体重が増えれば、それだけ股関節にかかる負担も大きくなります。

家族に変形性股関節症と診断された方がいる
→遺伝も変形性股関節症の発症リスクに影響があるとされています。

激しいスポーツや、股関節を大きく動かす動作のあるスポーツをしている
→激しいスポーツや、股関節を大きく動かす動作のあるスポーツをしている場合も、激しい動きをする中で関節軟骨を損傷し、変形性股関節症になってしまうリスクがあります。そのため、今行っているトレーニングメニューの見直しが求められます。

変形性股関節症に対する当院の考え

股関節の痛みは、直接的には関節や周囲の筋肉に起因しています。
このような状態が生じるのは、全体の体のバランスや筋肉の状態に問題があることが明らかにされています。
当院では、股関節周囲の筋肉をほぐす対症療法と同時に、体全体のバランスを整える根本施術を組み合わせて行います。

「根本の原因改善」と「現在の症状の改善」の両方にアプローチすることで、辛い股関節の痛みを迅速に軽減することが可能です。
具体的な症状としては、痛みやしびれ、身体の不調などが挙げられます。
患者様の身体の状態を評価し、最適な方法を選択して施術を行います。

初期や中期の患者様に対しては、まず保存療法(手術以外の施術法)を行います。
その中で、以下のようなアプローチがあります。

手技療法:指圧を用いて筋肉の緊張をほぐし、全体的な緊張を緩和します。
運動療法:筋力トレーニングやストレッチ、正しい歩き方や姿勢の修正など、適切な運動を通じて対処します。

変形性股関節症を放っておくとどうなるのか

変形性股関節症は、女性に多く見られます。
この疾患は、発達性股関節形成不全の後遺症や股関節の形成不全など、子供時代の疾患や成長障害の後遺症が主な原因とされており、股関節症全体の約80%を占めています。

また、現在、高齢化社会の影響もあり、特に明らかな原因はない場合でも年齢とともに股関節症が発症することがあります。

股関節症の痛みは、股関節の軟骨が摩耗することで生じると言われています。ただし、当院の施術は損傷された軟骨を修復するものではありません。

実際には、骨盤や下肢の歪みによって、股関節が前方に位置する偏位を引き起こすことがあります。こうした状態では、股関節周囲の筋肉や靭帯が緊張し、股関節内の関節包や軟骨に炎症が起こることが考えられます。これによって、股関節の運動制限や痛みが発生するとされています。

変形性股関節症の軽減方法

変形性股関節症の軽減には、運動療法を通じて身体の能力向上と自重軽減による股関節への負荷軽減が効果的です。
ただし、激しい動作や痛みがある場合は運動を控え、むしろ安静にすることが大切です。

股関節周辺のトレーニングは、地上での軽いウォーキング、水泳、水中ウォーキングなどが、ケガのリスクを少なくしながらおすすめです。

また、体幹トレーニングの一例としてプランクがあります。

ストレッチは筋肉の柔軟性を回復させ、股関節の位置を調整する効果があります。

運動療法を行う際には、個々の身体の状態に応じて段階的に負荷を増やしていくことがおすすめです。徐々に距離や速度を上げていくなど、無理なく体力を向上させていきましょう。
また、有酸素運動を意識的に取り入れることで、脂肪燃焼効果も期待できます。

変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

TPC、UPC、筋膜ストレッチ、骨盤剥がし、鍼施術は変形性股関節症に対して効果的な施術法です。

UPCは主に下半身の骨格矯正に焦点を当て、股関節や骨盤の歪みを軽減するのに非常に効果的です。

一方で、TPCは全身の骨格矯正を行い、股関節や下半身だけでなく全身の症状に対しても施術を行います。

筋膜ストレッチは特に下半身の筋肉の柔軟性を向上させ、関節の可動域を広げるために行われる施術であり、自己で行うストレッチだけでは軽減しきれない部分の筋肉に専門的にアプローチします。

また、骨盤剥がしは、骨盤周辺の深部筋肉の癒着をほぐすための施術であり、股関節の可動域を向上させる上で非常に効果が期待できます。

鍼施術は股関節に行うことで、指圧が届きにくい深部の筋肉に直接的に働きかけることができます。これにより筋肉の緊張がほぐれ、炎症の軽減や痛みの軽減に効果的です。

その施術を受けるとどう楽になるのか

UPCは下半身の骨格矯正に特化しており、股関節や骨盤の歪みの軽減に非常に効果的です。

一方、TPCでは全身の骨格矯正を行うため、股関節や下半身だけでなく全身の症状に対しても施術を行い、股関節への負担を軽減する効果が期待できます。

筋膜ストレッチは主に下半身の筋肉の柔軟性と関節の可動域を広げるための施術が行われます。ご自身で行うストレッチだけでは改善しきれない部分の筋肉を専門的に施術することで、股関節周りの筋肉が緩み、負担の軽減が期待できます。

また、骨盤剥がしには骨盤周辺の深部筋肉の癒着をほぐすための施術が多く行われます。これにより股関節の可動域が向上し、動きが楽になります。

さらに、股関節への鍼施術は指圧では届きにくい深層筋に直接アプローチでき、炎症の軽減や痛みの軽減に効果的で、完治までのスピードを早めることが期待されます。

軽減するために必要な施術頻度は?

個人差があるものの、当院では施術を開始してからできるだけ週に3回の施術を3ヶ月間受けることをおすすめしています。

なぜ3ヶ月かというと、痛んだ体の細胞や骨、筋肉がおおよそ3ヶ月の周期で新しいものに入れ替わる「変化期」と呼ばれる期間があるからです。
この期間中に施術を受けることで、痛みの軽減などが期待されます。

その後、痛みが少しずつひいてくる場合には、週に2回の施術を6〜9ヶ月間行うことで、痛みの再発を抑える「固定期」と呼ばれる段階に入ります。

最終的には、痛みが出にくい状態を維持するために、最後の9〜12ヶ月間は1ヶ月に1回のペースで施術を行う「安定期」と呼ばれる段階に移行します。