帯状疱疹後
胸周りがチクチクと痛み、寝るのもしんどいくらい困っている。
家にいる時は痛みがないが、仕事に行くとヒリヒリと痛んで仕事に影響が出てしまう。
全身に痒みが出てイライラして、日常生活を送るのにも支障が出て困っている。
季節の変わり目や気圧の変化で痛みが強くなったりして困っている。
顔周りが少しでも手を触れたりすると激痛が走り、困っている。
ひどい場合だと頭痛が激しく出て、何をしていてもつらい。
帯状疱疹後に対する当院の考え
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされます。
一度水ぼうそうにかかると、多くの場合、ウイルスは神経内に長期間潜伏します。
このウイルスがストレスや疲労などの要因で再活性化し、神経を伝わって皮膚に水疱を引き起こすのが帯状疱疹です。
帯状疱疹は一本の神経に沿って発症し、体の片側に水疱が広がることが一般的です。
年齢層では50代から70代にかけて多く見られますが、年齢に関係なく感染の可能性があります。
水ぼうそうにかかった経験がある人は、帯状疱疹にかかる可能性が高いですが、水ぼうそうに感染したことがない人でも帯状疱疹に罹ることがあります。胎児期に感染することもあれば、生後にワクチンを接種した場合でも感染する可能性があります。
また、幼少期に水ぼうそうを経験しても、症状が軽微であることがあるため、水ぼうそうにかかったことに気付かないこともあります。
帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか
この症状を放置すると、最初は痒みや発疹など軽度の症状から、激しい痛みが進行する可能性があります。この段階になると薬物による施術の効果が低下し、症状が緩和されにくくなることがあります。
特に困難なのは、顔面神経麻痺などの合併症が発生し、食事などの日常生活に支障をきたすことです。
このように、症状を無視すると、日常生活にさまざまな障害が生じ、仕事や日常生活に悪影響を及ぼす可能性が高まります。
心理的な負担が増え、うつ病などの精神的な障害につながる可能性も考えられます。
帯状疱疹後の軽減方法
痛みに対しては、非ステロイド系消炎鎮痛薬を投与します。必要に応じて薬の量を調整したり、他の薬に変更することもあります。
また、ウイルスに対抗するために、抗ヘルペスウイルス薬を使用します。抗ヘルペスウイルス薬は、効果が現れるのに通常2~3日かかります。
そしてもう一つ大きな軽減方法として、疲労やストレスをためないように心掛けることが挙げられます。
自律神経が乱れると神経系の状態も悪化し、帯状疱疹の痛みが強まりやすくなります。
リラックスのためにお風呂に入る、軽い運動習慣を取り入れる、規則正しい生活習慣を実践する、バランスのとれた食事を摂るなど、ストレスを軽減し、筋肉や精神を安定させることは症状の軽減に非常に有効です。
帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
当院での帯状疱疹後の症状に対して効果が期待できる施術メニューをご紹介します。
まず1つは「鍼」の施術です。痛みや神経痛、痒みなどは自律神経や痛覚過敏から引き起こされることが多く、ストレスや疲労からも悪化することがあります。
鍼を用いることで、これらの原因を鎮め、症状を軽減させることできます。
特に、当院で提供する「全調整鍼」によって、体質の改善も促進されます。
また、筋肉の緊張状態や姿勢を整えることで神経系や筋肉の血流障害が緩和されるため、「骨格矯正」や「猫背改善施術」「筋膜ストレッチ」なども効果を期待できます。
「肩甲骨はがし」は、肋骨周りにヒリヒリとした痛みを感じる方に高い効果を期待できます。
その施術を受けるとどう楽になるのか
最初の段階では、効果を実感しにくいこともありますが、継続することで多くの方が症状の軽減に向かいます。特に、慢性的な状態にある方ほど、時間がかかることがあります。
軽減が進むと、身体の疲労感や痒み、痛みなどが緩和され、生活でのストレスも軽減されて快適な日常生活を送れるようになります。精神的にも肉体的にも身体が楽になり、健康状態そのものも大きく向上します。
当院では、患者様の一番のお悩みを解決し、その後の将来が明るく健康で快適な毎日を過ごせるようお手伝いさせていただきます。
軽減するために必要な施術頻度は?
施術の頻度について、初めは週に2回から3回の通院をおすすめしています。
もし難しい場合でも、週に1回の通院からでも緩やかに軽減を目指すことができます。
通院期間については、身体の状態が変わり始めるのに最低でも3ヶ月は必要なります。
そのため、少しでも早く現状からの軽減を望む方には週2回~3回の通院していただく必要があります。
その後は再発を防ぐためにも、身体を良好な状態に固定化するために約1年の通院をおすすめしています。
状態に合わせて最適な通院プランをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。